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2020年6月1日

「ことばは おしみ おしみ 言うべし」 良寛和尚の戒語

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言葉巧み。言葉足らず。言葉に余る。言葉が過ぎる。言葉が尖る。

ひとつの言葉で人を救い、ひとつの言葉で命を奪う事もある。

 

無論、言葉は人の心そのものであるので、良寛和尚は、自他に関わらず人間全体の「心」を整えることの一つとして言葉の在り方を大事にされたのでしょう。

 

良寛和尚の戒語の中には

口のはやき。

問わす語り。

さして口。

親切らしく物いう。

押のつよき。

息もつきあはせすものいう。などなど・・・

 

現代人にも当てはまることを考えれば、昔も今も人間そのものはそれほど変化はしていないのかもしれません。

 

言わなければ伝わらない事もあるが、なんでも言えばいいということでも無い。昔より「三度考え直してから言え」という言葉があるように、相手にとって投げかけていい言葉なのかどうかを少し立ち止まり、考える時間が必要なのです。

 

ただし、考える主体が私であるのことを思えば、相手を思えど、考え語ることは実に難しいことですね。

 

和尚である以上、衣を着て皆様の前で話す時もありますので、良寛和尚の戒語の内のひとつでも見習いたいと思う。

 

最後に、良寛和尚の戒語を肝に命じながら

「さとりくさき咄」良寛

合掌