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寺の掲示板

今月の掲示板 2020年10月1日

「自分を大きく見せない努力が必要です」

 

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何かと渦巻く世の中にあって、自分を保つことは容易なことではありません。

 

嫌いな人と会わなくてはならない・・

嫌なことでもしなくてはならない・・

 

人間関係において「損得、勝ち負け、駆け引き」の中では

自分を大きく見せたり・・・

小さく見せたり・・・

 

自分に言い聞かせながら、自分を誤魔化しながら、なんとかクリアしながらの日々ですが、そのストレスは相当なものです。

 

私の好きな噺家柳家小三治さんにこんな話がある。

 

小三治ほどの名人でも、時に観客の期待に押しつぶされそうになることがある。
毎年恒例となっている池袋の8月寄席。今年の猛暑の中も会場には、毎日長蛇の列ができていた。観客の期待をひしひしと感じると、「この人たちを何とか喜ばせたい、笑わせたい」という思いが頭をもたげてしまいがちになる。
しかし、うけようという気持ちは、「笑わせない芸」を目指す小三治にとって邪魔になる。
心が揺れる時、小三治は「小さく小さく」と自らにつぶやく。
芸が大げさに、派手にならないように。芸から無駄をそぎ落とすように、小三治は常に自らの気持ちと戦っている。

NHKウェブサイトプロフェッショナル仕事の流儀より抜粋ー

 

どのような人物でも経験と苦悩の末に得た自分の整え方というものがあります。

私の場合は坐禅

坐禅は人間の思惑の桁が外れた世界に坐ること。だと今は感じています。

今は・・・

 

激動、激流の世にあって、「漂流」しないようにと懸命な日々にあって、少しの時間でも構わない、勇気を出して「私」は何もしないで心閑かにじっと坐るというのも自分を整える一つの方法ではないかな。

 

いい意味で誰もが「楽」に生きることができればと願っています。

合掌